〜黒屍夢幻〜

黒き大地に佇みて
鋭き刃影眺めやる
その武を譽と見守りつ
智の絶え無きを唯願う

我が身は無限
悠久の果て
墨色焔を宿しつつ
黒き憧憬 沈む場所


青無き空を見上げては
緋色の瞳で嘆息す
この身を現と嘆きつつ
幻臥らせ夢詠う

我が身は夢現
時より遥か 触れ得るまほろば唯為して
影の軌跡を描くもの




2003/07/18記

当初は「無題歌」というタイトルで手記の方へ走り書きしていた。
清書にあたって一番苦労するのは、タイトルだったりする…