〜万華鏡の瞳〜

 振り払った
 切り捨てた
  自ら選んだその先で
 知らず気付く 孤独

 これほどまでに冷たく
  これほどまでに寂しく
 己が身の矮小さを知り
  そうただ 愚かな事と

 孤独な憂い
 孤独な哀しみ
  小さきものよ目を開けて
 知るが良い 世界を

 あれほどまでに広く
  あれほどまでに温かく
 己が身の存在を識り
  愚かなる 想いは消え

 振り払い
 切り捨てる
  自ら選ぶ道も良い
 けれど一人 寂しさに泣く

 けれど一人 戻る道も無い




2003/08/29記

当初は「無題歌」というタイトルで手記の方へ走り書きしていた。
自戒を込めて。