〜 死者の宴 〜
琳瑯たる深淵 霊魂は沈思に満ちて
屍は響くことのない嗚咽を零す
破鏡の雫は語らない
真闇満ちるその夜を
黒き墓標は語らない
怨嗟の満ちるその宵を
静寂張り詰め 生温い吐息零せば
亡霊たちが宴への路を手招く
2007/07/21記
毎年恒例の密かな夏イベント「妖鬼之宴」の扉用として書いたもの。
リハビリも兼ねて言葉の連なるまま、草稿。
実際にこちらが使用されることはなかった。