ほの暗い部屋の中…

辺りには桜とも梅ともつかぬ、淡い香りが漂っている。
周囲を照らすは薄紅の灯火のみ。

目につかぬところに、小さなメモが貼られてある。


+言紡 - 主に詩の置き場所
+昔語 - かつてを識る物語
+姿絵 - 現世に残す幻の姿
+手記 - 紡ぐを止めた徒然
+覚書 - 己自身のこと
+書簡 - 私用の伝言は此処へ
+外界 - 現世とを結ぶ路

※昔語の在処は
書簡より問い合わせのこと。