小説書きに100の質問(配布元)



01:まえがき(あなたの意欲をどうぞ)。
  楽しめる回答が出来ればよいのですが…

02:あなたのペンネームを教えてください。
  水風 抱月(みなかぜ ほうげつ)と申します。

03:小説の中の人物として「水風 抱月」を描写してください(自己紹介)。
  とにかく見目が黒かった。そのうえ、男だか女だかわからない。
  なんとなく、女じゃないかな、という気がする。
  かちりと合わせた目がやけに挑戦的で、それが妙に印象に残った。

  …美化するから苦手なのですよぅ、自分描写は…(←なるしすと)

04:あなたの職業は?
  プログラマー兼クリエイターということになっておりますが、生業は物書きです。

05:あなたのバイト遍歴を教えてください(あれば)。
  レジ打ち三日、新聞配達半年、チラシ折込半年、倉庫作業一年。

06:小説書き歴は。
  小学校の時からなので…もう10年以上になりますか。

07:小説書き以外の趣味を教えてください。
  色々あります。サイクリング、読書、思索に耽ること、散策、ハイキング…

08:好きな小説のジャンルは。
  元々ファンタジー、最近SF。現代モノと恋愛モノは好きではないです。
  最近洋書を読んでます。全般的にマイナー好き。

09:好きな作家は。
  古川日出男氏、ひかわ玲子氏、久美沙織氏、池波正太郎氏、友野翔氏。(順不同)

10:尊敬する作家は。
  池波正太郎氏、久美沙織氏

11:好きな小説は。
  気分によって変わりますのでなんとも…
  強いて挙げるなら「三剣物語」「海底二万マイル」「偉大なワンドゥードルさいごのいっぴき」

12:好きな映画は。
  「ハムナプトラ」シリーズです。ヒゲの人万歳。

13:好きな漫画・アニメは。
  最近ないですねぇ…ボンバーマンジェッターズ?
  昔は幽遊白書とか好きでした。キン肉マン…は、最近か。
  漫画でしたら、キャプテンハーロック。

14:好きなドラマは。
  ドラマは嫌いなのですよ…。

15:良く聞く音楽は。
  そんな漠然と聞かれても(笑)
  最近は「劇団☆新感線」のサントラCDかけてます。
  他にはAlfeeの曲とか、…ゲームのサントラCDとか、ですかねぇ。
  クラシック、特にピアノ曲はよく聞きます。
  何はともあれ雰囲気重視。

16:心に残る名台詞と、その出典は?
  「遠く、時の輪の接するところでまた会いましょう」
  松本零士著…色々使われている気がしますね。
  初めてみたのは「超時空戦艦まほろば」という漫画です。

17:月に何冊くらい本を読む?
  読むときは20冊以上。読まないときは…それでも3、4冊は読んでいますかねぇ。

18:小説以外ではどういう本をよく読みますか。
  …辞書や百科事典系かな?
  最近写真集とか画集が増えてきましたね。

19:読書速度は速い方ですか遅いですか。
  早いほうだと思います。

20:あなたは自分を活字中毒だと思いますか。
  思います。常にペンとノート、もしくは本を手にしてないと落ち着きません。
  ペンの代用で扇子でも可能ですが……あれ?活字?

21:執筆に使用しているソフトは。
  一太郎、もしくはワードパッド。
  最近はテキストエディタもちょくちょく使っていますね。
  その時の気分によりけりです。

22:初めて書いた小説のタイトル・内容。
  『双子座迷宮の秘宝』
  荒れまくった姐御が宝探しするお話。
  ほのかにコメディ。和製(和モノ、という意味でなく)ファンタジー世界ですね。

23:小説のタイトルはどうやってつけていますか。
  ぱっと浮かぶときもあれば、うんうん唸って考えることもあります。
  漢和辞典を引っ張り出す事が多いでしょうか…

24:あなたが書く小説のジャンルは。
  おそらく、西洋ファンタジーに分類されると思いますが…
  最近は色々無節操ですからねぇ。
  歴史ファンタジー(?)とソフトSFも入ってきてます。

25:一人称と三人称、どちらで書くことが多いですか。
  初期の頃は一人称が多かったですが、最近はずっと三人称ですね。

26:短編と長編、どちらが多いですか。
  半々です。
  完結したもの、という点で数えれば、短編の方が多いです。

27:どのくらいのペースで小説を書いていますか。
  調子が良くて時間があれば、一日で短編一本書き上げられます。
  不調だと、平均して三月以上かかります。
  最近は一年に一本、程度でしょうか…

28:ストーリーと登場人物、どちらを先に決めるか。
  そのときによって違います。
  こういう人物を書きたいから、こういう話を書く。
  こういうシーンを書きたいから、こういう人が必要。
  …半々ですねぇ。

29:ストーリーはどういう時に思いつきますか。
  ふっと浮くこともあれば、考えてるときに話の流れが決まることもあります。
  一概にどういうとき、とは言えないです。

30:ストーリーはどの程度決めてから書き出しますか。
  どの程度でも。「書こう!」もしくは「書きたい!」と思ったら書き出します。

31:人物の名前はどのように決めますか。
  カタカナ名でしたら、響きとフィーリング。
  漢字名でしたら、漢和辞典片手に唸ります。意味と語感と見目の美しさが基準です。
  現代日本語名は考えられません。

32:資料をどのくらい集めてから書き出しますか。
  物語によりますねぇ…
  裏付けが必要な場合でしたら、ハマりすぎない程度に詳しくなってから書き出します。
  時代物でしたら、風土・気候・風習・街並み・方言…くらいは調べます。

33:小説を書くときにあなたが気をつけていることは。
  どこから読んでも面白い話になるように、ですね。

34:小説を書く能力は、どのように磨きますか。
  日常生活の出来事すべて、片っ端から文章に変換します。

35:ネタが無いときはどうしますか。
  悩みます。唸ります。そして叫びます。
  それでも駄目な時は、諦めて忘れます。
  忘れる余裕が無いときは、ひたすら書きます。書けなくても書きます。

36:あなたが小説を書く上で影響を受けたものはありますか。
  哲学と詩と剣の道、舞台。
  漠然としてますねぇ。

37:他の人の書いた小説を読むとき、ついつい注目してしまうのはどういうところですか。
  繰り返し表現。重複表現。誤字脱字。言葉の使い方。
  このくらいでしょうか。

38:これから書きたいテーマは。
  輪廻転生。縁と血と涙。

39:感想はどのように得ていますか。
  友人に押し付けたり、Web上で公開したり。
  貰えなくてもあまり気にしません。レスポンスの無さもひとつの反応です。

40:批評されても良いですか。
  批判・侮蔑でなければ歓迎です。

41:あなたの未来予想図、22世紀の世界はどうなっていると思いますか?
  今よりちょっと便利になって、今よりちょっと狭くなって、今よりちょっとバカになってると思います。

42:ますます発達する科学。人間のクローンについてあなたの考えは。
  拒絶反応が出る可能性が非常に低い、一人のための臓器提供者……
  というような認識になりそうな気がして怖いですね。
  居なくて良いと思いますよ。

43:超能力やUFOを信じますか?
  マス・メディアに騒がれるようなものでなければ。

44:世界の終末はどのように訪れると思いますか。
  唐突に。

45:世界平和は実現しますか。
  しません。世界平和なんてそんな恐ろしい…

46:最近の凶悪犯罪についてどう思いますか。
  若い子に限らず、皆頭悪くなったなぁ…と。

47:政治家に物申す!
  広い視野で世界を見ましょう。

48:宗教についてどう思いますか
  はぁ、よろしいのではないでしょうか。(?)

49:一日は二十四時間ですが、ほんとは何時間くらい欲しいですか?
  40時間くらい欲しいですね。

50:現代に生まれてきて満足ですか。現代以外ならいつ頃生まれたかった?(過去・未来どちらでも)
  満足しています。これでもかというほど、出会いに恵まれておりますので…
  とは言え強いて言うのなら、戦国(安土桃山辺り?)時代。
  出来れば今とは逆の性別で生まれてみたかったですね。


51:「ファンタジー」とは?
  幻想世界にして仮想現実世界。

52:何処かに引越しをするとしたら何処へ引っ越しますか。
  馬の飼える、広い草原のある場所。山があれば尚良し。
  どこの領土でもない、自給自足の出来る土地が良いです。
  …という夢でなく引っ越しをというなら、北九州ですね。

53:旅は好きですか。何処へ行きたいですか。
  旅行、大好きです。
  訪れたことのない場所でも、訪れたことのある場所でも、機会さえあれば何処へでも行きたいですね!

54:登場人物の死についてあなたの所見を。
  要所要所を抑えるために必要なもの。但し軽々しく扱うべきものではない。
  あれば読者を泣かせることが出来る。それゆえに簡単に使いたくはないもの。

55:メールや掲示板の書き込みなどで「顔文字」や「(笑)(爆)(死)」の類は使いますか?
  PCメールでは滅多に使いません。携帯では使います。
  掲示板でも…あまり使いませんでしたが、最近は時々使っていますね。

56:昨今の日本語の乱れについてどう思いますか。
  日本語の本来の形はすごく美しいと思うのですけれどねぇ…
  勿体無いですね。あと、情けない。

57:社会に不満を感じることはありますか?どういう時ですか?
  あります。
  右へ倣え、な姿勢を強要されるとき。理不尽さを感じますね。

58:小さい頃、将来何になろうと思っていましたか。
  …く……クレープ屋さん…
  ……逃げていいですか!?(涙)

59:あなたの人生設計を教えてください。
  具体的にはありません。
  誰にも出来ない生き方をする、です。

60:外はどんな天気ですか。風景も含めて少し描写してください。
  室内の湿気に曇った窓を開けると、切れるような冷たい空気が部屋に入り込んできた。
  白く濁る息を透かして見上げた空は灰色。
  普段より少し、空が明るく見えるのは、その向こうにある月のせいだろうか。

61:読書感想文は得意でしたか。
  得意でしたが、毎回微妙に反社会的な内容を書くので、得点は良いのですが大体大賞選考外でした。

62:国語は好きですか?好きだった学科を教えてください。
  実はあまり好き、というわけではなかったのですよ。得意ではありましたが。
  漢文と生物が好きでした。

63:学校は好きですか。
  過去形になりますねぇ…好きでした。とても楽しかったですよ。

64:運動は得意ですか。
  得意な方だと思います。が、ボーリング以外の球技は苦手です。
  あと、泳げません。

65:鉛筆の持ち方、正しく持ってますか?
  持っています。

66:実生活で「あぁ自分は小説書きだな……」と実感することはありますか?どういう時ですか。
  常に実感している気がします。
  物事を「物書き」の素材として見ている自分に気付いたとき。
  ドラマや舞台、映画を見て、ストーリーに突っ込みを入れているとき。
  街中の広告の文法・言葉遣いのおかしさを指摘しているとき……などなど。

67:新聞はどこまでちゃんと読んでますか。
  興味のある記事は最初から最後まで。
  その他は見ないですね。

68:購読している雑誌は。
  「いぬのきもち」
  基本的に雑誌は買いません。溜まるから。

69:本は本屋で買いますか?古本屋?図書館派?
  収集癖があるので、滅多に借りません。
  本屋・古本屋、両方使います。

70:詩・短歌・絵など、小説以外で創作をしていますか。
  グラフィック以外のことは大抵しています。
  詩、短歌、戯曲…陶芸もちょっとだけ経験あり。

71:恋人はいますか。
  おりません。要りません。

72:何をしているときが一番楽しいですか。
  文字を書き連ねている時。です。至福…

73:あなたの人生の支えはなんですか。
  それは勿論、物書きです。

74:懸賞小説に応募したことありますか?その結果は?
  某新人賞第一次選考通過。最終選考落ち。
  落ちましたが、嬉しかったですねぇ…

75:日記は書いていますか?
  書いております。四つほど。

76:今までで一番衝撃的だったことは。
  ファンタジー物書き暦6年目くらいにして「君ファンタジー書かない方がいいんじゃない?」と、
 初回作からの読者である友人に突っ込まれたこと。
  アレはショックでした……。

77:睡眠時間は何時間くらいですか?
  平均六時間くらいですね。

78:夜、眠りにつく前に布団の中で何を考えていますか。
  言葉に出来ないアレとかソレとか……妄想万歳。
  脳内生物と会話していたり、独自世界に浸っていたりします。

79:長時間電車に乗る時、車内で何をしていますか。
  考え事をしています。
  読書とか出来ないのですよ。乗り物酔いするので。

80:ネタになりそうな実体験を教えてください。
  日常生活のすべて、です。日記参照(笑)

81:どうして小説を書くのですか。
  読者が居るから、というのもありますが…
  魂の記録を残すためです。

82:小説を書いていて嬉しい・楽しいときはどんな時ですか。
  「読んでいて何か創りたくなった」「情景が浮かぶ」
  「元気になった」「感動した」等の感想をいただけたとき。

83:小説を書くうえで苦労することはなんですか。
  時間と気力をどうやって捻り出すか、ですね。

84:小説を書く時の状況は?(場所・時間・BGM等)
  大抵自宅の自室で、サントラか洋楽かけながら書いています。
  後は外出先でノートに走り書き…その場合場所は問いません。
  書きたくなったら歩きながらでも書きます。

85:周りの友人や家族などはあなたが小説書きであることを知っていますか。
  大体知っていますね。知らない方の方が少ないのではないでしょうか。

86:あなたの周りに小説書きはいますか?何人くらい?
  オンライン上にならそれなりにいるのですが。
  オフラインですと一人か二人ですねぇ…

87:スランプに陥ったことはありますか?どう乗り切りましたか?
  ひたすら書いて書いて書いて書いて…
  疲れたら休んで、書いて書いて書いて…です。

88:長時間パソコンと向き合っていると目が疲れませんか?対策はしていますか?
  対策はしていません。
  仕事でもPC作業ですので、耐性がついたようです。

89:最近難解な漢字を使用する作家が多いようですが、あなたはどうですか?
  明らかに「読めない・読ませない」ことを意識した漢字を使うのはどうかと思いますが…
  私も漢字好きなので、なんとも。
  「これくらいなら読めるだろう」と思って書いたものが読まれなかったりとかしますので…ねぇ。
  第二水準くらいまでならいいんじゃないかな、と思っています。

90:こういう小説は許せない!
  文中に顔文字・絵文字の類がある。括弧で突っ込み・フォローをしている。
  言葉の扱い方が間違っている。
  女の子が可愛くない。…すみません、最後のは趣味です。

91:自分の小説に満足していますか。
  していません。満足したら、そこで終わりですから。日々精進です。

92:他の人のオンライン小説、どれくらい読みますか?
  気に入った方のは全部読みますが…
  オリジナル小説に関してはあまり読みませんねぇ。
  一人か二人…でしょうか…

93:同人誌に参加したことはありますか。
  あります。何冊か作ったこともありますが、先日殆どを廃棄処分しました。

94:将来的にプロ作家になりたいですか。
  なりたいですが、それが総てではないと思っています。

95:それはどうしてですか。
  物書いて食っていければ至福ですが、食っていけなくても私は物書きやってるだろうと思いますから。

96:あなたの自作小説を一つだけ薦めてください。
  えーと…それじゃぁ、『幻紫妖淡』を。

97:構想中のネタをこっそり披露してください(言える範囲で)。
  巡り逢い別れる宿命を持った二つの魂。
  幾度生きても、幾度死んでも、どのような形であれ二人は出会い、別れる。
  その繰り返しの物語。

98:いつまで小説を書き続けますか。
  私が私でなくなる日まで、です。

99:読者に一言。
  「職業芸術家は皆みな一度滅びねばならぬ。
  誰人もみな芸術家たる感受をなせ。
  個性の優れる方面にて各々止むなき表現をなせ。」(宮沢賢治)

100:あとがき。
  なかなか面白かったです。
  改めて思うのですが、やはり私は物書きなくては生きてはいけないのですね…
  読んでくれた方々、おつきあいありがとうございました!



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