劇団新感線 髑髏城の七人〜アカドクロ  観劇レポートもどき

2004.05.01 劇団☆新感線 春公演:髑髏城の七人〜アカドクロ(新国立劇場 12:00〜 公演)
※ネタバレ注意!
※記憶だけで書いているので、一部科白等が間違っている可能性があります。今回台本売ってなかったのですよ…

 今回のは前評判等さっぱり存じませんでしたが(当日行くまで「アカドクロ」の呼称すら知らなかった奴)、一応妹から'97公演の話は聞いて(天魔王とか抜かずの兵庫とかね)それはそれは楽しみにしておったのですよ…
 そんなわけで! 行って参りました…劇団新感線春公演「髑髏城の七人」!!

●まずは導入
 時に天正十八年。織田信長が明智光秀に討たれてから八年。
 関東では「髑髏党」と呼ばれる謎の武装集団がその名を轟かせていた。
 率いるは「天魔王」。黒甲冑に身を包み、謎の仮面を身につける男である。
 そんな天魔王の居城・髑髏城のある関東に、奇しき縁に操られるかのように集まるものたち。
 「絵図面を渡せ!」と髑髏党に終われる女・沙霧を、謎の浪人・狸穴二郎衛門と玉ころがしの捨之介が助けたことから物語は始まる…


●開場前
 フライング気味に一時間半前に到着。それというのも私が昼飯食うのをサボったからだったりするのですが、ともあれ到着です。が。
 …人がいません。一時間半前だとこんなものなんでしょうか?
 手持ちぶさたにふらふらとしていると、舞台前のホールの奥の方で一人腹筋運動している役者さん(多分)を発見。遠目だったのでお兄さんかおじさんか判りませんでしたが…日々鍛錬なんですね。
 とか何とか感動しつつ、当日券販売開始時刻までその辺に展示してある舞台衣装を眺めていたのですが、凄いです。「カルメン」に「アイーダ」に「ドン・キホーテ」、「蝶々夫人」に「ラ・シルフィード」、それに「くるみ割り人形」…歌劇の有名どこは抑えてるじゃないですか。どうやら結構有名な劇場だったようです。
 ふらふらと見て回っていると、髑髏城のポスターを発見。…三枚だけかよ。配役をさっぱり知らなかったので軽く流し見ていたのですが…『無界屋蘭兵衛(水野美紀)』との記述が。

 ………はい?

 女の方が蘭兵衛やるですか…! 私の中では(見てもいないくせに)蘭兵衛=粟根さんのイメージが強かったので、ちょっと…いやかなりショックです。あまりにショックすぎてまだ寝ているだろう妹にメール送る始末。一瞬見る気を無くしかけてしまいました。(失礼な)でも見る。見ますよ。見ますとも…

 そうこうしている内に当日券販売開始です。今回の当日券は電話予約が必要だったので、前日仕事だった私は母親に無理言って取ってもらったのです。「空いている席を予約番号順にお渡しします」と言われたので、まぁ良くてA席かB席かな、とか思っていたのですが…
 「SS席一枚どうぞ」
 へぇSSかぁ…って、え? …アレ?
 あの、新感線の舞台は動きが激しい上にやかまし…いえ、音が大きいので少し引いて見たかったんですが。見 た か っ た んですが!!
 SS席ですか…前から三列目ですか…
 ……ありがとうございます(平伏) この際なのでしっかり堪能してこようと思います!(現金な)

 開場まで暫く時間がありますので、配役のチェックを改めて。

・沙霧 − 佐藤仁美(「スサノオ〜神の剣の物語」でタケハヤ役だった方ですね。期待大。)
・狸穴二郎衛門 − 佐藤正宏(知らない人です…誰だろう?)
・玉ころがしの捨之介 − 古田新太(看板俳優さんですね。笑いに期待します(笑))
・無界屋蘭兵衛 − 水野美紀(女性ですか……うぅん。諦めます(何を))
・極楽太夫 − 坂井真紀(聞いた事あるような無いような…高田さんと比較しちゃダメですよねぇ)
・抜かずの兵庫 − 橋本じゅん(名前に覚えはあるのですが、まだ覚え切れてません…でも何度も名前見るのでちょっと期待)
・邪鬼丸 − 山本亨(聞いた事ない方です。ポスター見る限りでは悪役面ですな)
・贋鉄斎 − 梶原善(同じく聞いた事ない方です。役所はオイシそうですが)

 ポスターから判るのはこんなところですね。私は好きな劇団でも役者の名前を覚えることをあまりしない奴なので、毎回名前を見る方でも顔と名前が一致しないのが沢山おります…覚えろよ、自分。


●ようやく開場
 舞台…それなりに大きい劇場かな、と思いました。席は二階席まであるのですね…。ちょっと舞台が狭い気がしないでもないです。彼ら、走り回るからなぁ…今は見えませんが、奥行きが結構あるんでしょうか。何故か舞台が斜めに傾いでます。滑りそうです。
 開演まで間がありましたので、入場時に「どさっ」とばかりに山ほど頂いたチラシをパラパラと。秋公演の髑髏城を発見しました。どれどれ…出演者は、と…

・市川染五郎
・高田聖子
・粟根まこと
・ラサール石井
・佐藤アツヒロ

 ……あの?
 なんだか、その。今回とえらい違いじゃないですか? 私が知らないだけでしょうか…チケット取るの大変そうです。こっそりとファンクラブに入る事を決意する私。
 …おや、そろそろのようです。開演前のお馴染みのハードロックが流れ始めました。何度か見ているともう、この曲からゾクゾクしてしまいます。


●一幕
 予想通り(セオリー通り?)立ち回りから始まる舞台、良いですね。舞台上で暴れ…いえ、走り回っている彼らを見ていると、羨ましくて仕方ないです。いいなぁ、舞台…またやりたいです。動きたいです。叫びたいです。(声帯弱いクセに)
 お約束の「悪いヤツラに追っかけられているヒロイン」こと「沙霧」…それを助ける狸穴のおっさん(ぉぃ)この人良いですねぇ、飄々とした好々爺といった感じで。笑顔の可愛いオジサマです。それを更に助ける古田氏演ずる「玉ころがしの捨之介」…でっかい鉄傘背負って颯爽と登場したは良いのですが、…コレではただのスケベ親父っぽぃ。でも矢張り彼が出ると舞台が引き締まりますね。笑いも決まりますが(笑)
 ヒロインを天地無用の麻袋に入れ、引きずって一足先に去ってゆく二郎衛門。それを見送って捨之介が舞台中央へ。びしっと見得…は良いのですが、歌舞伎役者さんではないので、イマイチ決まらないのはこの際目を瞑っておきましょう。傘を構えて颯爽と去って行かれます。ばっと開いた鉄骨の傘には「三途の川に捨之介」…格好ええなぁ…

 所変わってここ無界。綺麗なオネーサマたちが歌ったり踊ったりしております。太夫かな? ソコへ現れる抜かずの兵庫率いる関八州荒武者隊(「荒武者隊・でーす!」の皆さん)…おや、何だか見た事のある顔があります。アレは2000年公演版阿修羅城の瞳に出てた鶴屋南北先生の弟子(?)のノリの良いおにーさんですね。一団、太夫たちに絡みますが…殴られたり蹴られたり手玉に取られたりさんざんです。(極楽太夫「あたし達の売るのはね、春じゃなくて夢なのよ」)拳に秘めた恋心…頑張れ兵庫! って、ダマされてますよ兵庫のアニキ!(笑)
 そんなトコへ現れた捨之介が兵庫と喧嘩になるわけですが(兵庫「デブ!」 捨之介「黙れ!」 兵庫「デブ!」 捨之介「黙れ!」 ←捨さんの科白聞き取れなかったんですが口の動きから察するに)、それを後目にスタコラ走ってゆく見覚えのあるおにーさん。おぃおぃ何処へゆく…とか思っていたら、沙霧を人質にして戻ってきて曰く「一党の知恵袋、三五とは俺の事よ」 あ、貴方があの三五さんですか。ほぅほぅ。

 三五「縛られてる女って良いねぇ」
 一同「変態だ…」
 三五「(鏡取り出して眺め)そんな三五、君って素敵さ…(悦)」
 一同「本物だ……」

 このコンボ、素敵でした…イイキャラです。良いキャラです! そんな三五さん、貴方が好きさ(笑)
 そうこうしているうちに、はい、出て参りました無界屋蘭兵衛!(蘭兵衛「いい加減にしな、アンタたち!」) 白の羽織に黒髪流し、小型の火縄に長煙管、は、まだ持ってないのでした、ええと、首に数珠。…女のヒトですねぇ。でも黒髪が美しいので許します。長髪バンザイ。尚のこと粟根さんの蘭兵衛が見たくなりました。(長髪好きめ…)
 話の流れと前知識からぼんやりと、「ああ、蘭兵衛君は森蘭丸かぁ…」と思いつつ…一瞬視線を合わせる狸穴二郎衛門を「徳川家康?」などと余計な予想。
 さてさて平和な時はぐるぐるっと巻いて、風雲急を告げる天魔王登場。本来第六天魔王というのは信長のことなのですが…信長は本能寺の変で自決した筈。では誰が…。
 「素顔を見せろ!」その言葉に髑髏の仮面を外す天魔王。ああッ、ムラサキアタマ…!…とかどうでも良い事に感動してないで話を進めます(笑)
 各々の決意を胸に舞台袖(奥か)へ消える捨之介たち。一人残された蘭兵衛、火縄を構えてひとりごちます。

「無界屋蘭兵衛は、何を守る?」

 びしっと見得…は良いのですが、やっぱり決まってません(涙) 染五郎先生指導してあげてください…!


●二幕
 「美しい!」から始まる舞台ってどうなんでしょう…。いや良いですが。全然構いませんが!
 出ました贋鉄斎。阿修羅城の刀鍛冶(名前なんでしたっけ)のような人を想像していたのですが、初老のおじさんでしたな。刀は美しい! ええその意見にはまったく賛成致しますですよ。その妙な俳句(?)は何ともイマイチでしたが。(笑)襲いかかる髑髏党の刀を口先三寸で巻き上げ(笑)、撃たれた銃弾を箸でキャッチ。すげぇ!!とか思ってしまったのも束の間、捨之介との会話で「ああ、あれは磁石に吸い付けたんだ」…それでええんかい…。
 刀好きの私としては、刀に対する正しい知識が出ているとちょっと嬉しいですね。(捨之介「何人斬れる」 贋鉄斎「斬って5人、突いて10人」)南蛮渡来の鉄を斬れる刀のついで(?)に、100人斬れる刀を作れという捨之介の言葉に、「斬るたびに研げば出来る」…そりゃそうですが…。
 一方無界屋蘭兵衛は一人天魔王の元へ。何やら色々とありましたが(天魔王「私が欲しいのは、お前だ…蘭丸」)、あの演出は女性役者さんじゃないと出来ませんね…納得。信長の髑髏で作った仮面、骨で作った数珠。ふむふむ、皆して信長公ゆかりの人物ですか。アヤシゲな飲み物を飲まされて森蘭丸に戻る(?)蘭兵衛。(「無界屋蘭兵衛は死んだ…ここにいるのは亡霊だ」)うわぁ、そんなことしたら捨之介が泣くぞ(泣きません)

 この辺でそろそろ皆の正体が判明してきます。

・無界屋蘭兵衛=森蘭丸
・天魔王=信長の影武者(人)
・捨之介=信長の影武者(地)
・二郎衛門=徳川家康

 捨之介曰く、織田信長公は天、それを支えるのが地と人の二人の影武者、という事だったらしいですよ。(捨之介「人が天になるには棒が二本足りねぇんだよ」)

 そして物語は佳境へ…。
 正体を見破られておたおたする二郎衛門…(してたっけ?)そこへ颯爽と現れる白いの。誰だアンタ!

蘭丸「名乗れ!」
半蔵「忍びに名乗る名など…」
二郎衛門(家康)「(びしっと白いの指差し)伊賀忍者、服部半蔵!」

 ナイス割り込み、家康…!(笑) 折角格好良くキメてたのに、がくっとべったり開脚して反応してくれる半蔵さんが素敵です。(おや。今気付きましたが半蔵の役者さん、川原正嗣さんですね。確かこの方は殺陣の指導とかしてた筈です。さり気にちょっと注目してる人です…格好ええですよ。)こういう時は名乗っとけ!とか殿に叱られてる場合じゃないよ。(笑)
 後ほど合戦装束に身を固めた家康さんとか出てくるんですが、オレンジの彼よりも黒い衣装の半蔵に目が行っておりました。そんな私は黒マニヤです。

 そうそう。これだけは書いておかねば。
 後半、刀二本を使った大立ち回りがございました。「100人斬れる刀」を作る為に、二本の刀を交互に使って(捨之介が斬る+贋鉄斎が研ぐ→刀交換→繰り返し)殺陣をやるのですが…もうもう。見事!!としか言いようがないのです! 凄いです! 流れるような動きといい、刀交換の巧みさといい…最後には投げて刀交換するし。立ち回りが終わった瞬間拍手が湧きましたね…あれは感動しました…! 私もやりたい!!(笑)

 さてさて。
 ここまでネタバレ的話題を振っておいて何ですが、一応ラストは伏せておきますね。あ、一応ちゃんとハッピーエンドでした。

 カーテンコール。あんまりに拍手が多いもので、三度も出てきてくださいました…三度目はさすがに皆さん、「早く休みたいなぁ」て顔してましたが…感謝です…!
 ところで古田さん。あの方はカーテンコールの締め(一度目)に必ず霧吹き(口の中に水入れて霧のように吹き出すアレですね)をするんでしょうか。お約束なんでしょうか。私はナマで見れて嬉しかったんですが!


●それぞれの役者さんのコト
・玉ころがしの捨之介(古田新太)
 五割方女好きのオッサン。新感線は役者さん固有ネタ使うのが好きらしいですね。結構「デブ!」とか「腹の贅肉」とか言われてますが、本人気にしてないんでしょうか。(笑)
 実は私、彼の何処が良いのかさっぱりわからないのです……でも漠然と、良い役者さんなのですよねぇ…魅力のある…。

・無界屋蘭兵衛=森蘭丸(水野美紀)
 蘭丸時の衣装が格好良かったです。
 女臭くもなく、男っぽくもなく…強いて言えば中性的なあやふやさがちょっと不足していた気がしますが、この際気にしません。とにかく黒髪が綺麗でした。(悦)いえ、多分ヅラだと思いますが。
 さり気に途中使っていた長煙管…長すぎた気がしないでもないですが、コレも良かったかな。ちょっと持ち方に不慣れ感が滲み出ていましたが。

・沙霧=セキシン斎(佐藤仁美)
 ええと、漢字わからないです。天魔王の城・髑髏城を設計した人。さり気に三五と仲良くなってましたな。
 元気一杯のお嬢さん。捨之介といい仲? 個人的にちょっと印象薄いです。でも舞台には欠かせない振り回されメンツ(笑)
 この方の声好きなんですよねぇ…。

・極楽太夫(坂井真紀)
 七芒星のあの人かな? とか思ったんですが、違いましたね。全体的に見ていて思ったのですが、今回の舞台…大人向けですね。アレとかソレとか。所々過剰にセクシーで。で、その最たるものがこのお人。ちょっと色気が足らない気もしましたが、演出を考えるとこのくらいの方が毒がなくて良いのかもしれません。
 秘密兵器!と言って取り出したバルカン砲?を見て(あ、ソレスポットの改造品ですね…)とか、判ってしまう自分がちょっと悲しかったです。

・抜かずの兵庫(橋本じゅん)
 関八州荒武者隊の兄貴分でありながら実は水飲み百姓出身。本名兵六。
 不真面目なようで実は一本気で不器用な男。極楽太夫と巧くいって良かったねぇ。
 でも実はアニキと太夫に振り回されてるぽぃ(笑)

・裏切り三五(河野まさと)
 一同曰く本物の変態。鏡の中の自分が大親友。(「友達なんて、いらないよね」)でも好き。
 「全てを裏切るのが俺の血だ…!」とか言って、「ならばその血も裏切ってみろ!」とか捨之介に言いくるめられてる彼が好き。
 「二幕は出番無いと思って帰り支度してた」とか言ってボストンバッグ掲げる彼が好き。律儀にそのバッグをラストシーンまで持ち歩いてる彼が好き。
 初めて敵を倒して「やったー!」とか喜んでる彼が大好き。
 彼は美男子だと思いますよ、私は。

・贋鉄斎(梶原善)
 おちゃめさんです。カーテンコールの時に一人舌出して踊ったり。
 「贋鉄斎様、だ!」の叫びに「気持ち悪い…」と言われても気にしない、そんなお茶目なオジサマ。趣味は俳句(?)
 『ヘボ刀しか打てない奴どっか行け』(あっち行け、だったかな?)
 いちいち後ろやら手元やらに書いて見せてくれるその字がちょっと可愛かったです。

・狸穴二郎衛門=徳川家康(佐藤正宏)
 良いタヌキオヤジっぷりでした。微妙なキーパーソンだったのですが、後半は武士(大名?)代表みたいな扱いでしたね。
 最後の方に合戦装束で出てきて「天魔王を討ち取れー!!」とか叫んでいたんですが、立ち位置とスピーカーが近すぎたせいか、あまり聞き取れませんでした…。
 どうでも良いですが「三河の」とか呼ばれた彼を見て「三河屋で〜す」を思い出してしまった私ってば、もういいトシなんでしょうか…(笑)

・服部半蔵(川原正嗣)
 背が高いのですよねぇ…徳川家康は史実でも小柄な方でしたので丁度良かったのですが。
 今回は家康に振り回される忍びってな感じでした。この方も髪キレイだったなぁ…ヅラですけどね! さすがに殺陣の指導しているだけあって、動きのキレが良い。流麗に決めてくれます。あまり激しく動かないんで目立ちませんが。

・天魔王(古田新太)
 二役でした。一瞬双子か!?とか思ったんですが、信長公の影武者なら同じ顔でも納得です。個人的にこっちの悪悪してる古田さんのが好きですね。
 髪の色と長さだろ!…とか言われたら……ええと、否定しません(笑)

・犬神泥帥(右近健一)
 出たよナマグサ変態坊主…!(笑) いいですねぇ、こういうオカシな人大好きです。変態ちっくな。変に弱くて変に強い、そんな半端なところも好きです。
 バレエの衣装ちっくな戦闘装束も好きです。こういうキャラクターが結構キーパーソンだったりするのですよね。

・斬光の邪鬼丸(山本亨)
 最初はあんまり目立たなかったんですが、彼…後半になって気付きました。彼の登場シーン、必ずベートーベンの「月光」が流れてるんです。
 もしかしてテーマ曲か!? とか思った瞬間愛が芽生えました(何ですと?)
 結構クセのある役なんですが、他の主役張ってる方々のアクが強すぎてイマイチ目立てませんでしたね…オイシイ役だったんですが。

・龍舌丸(前田悟)
 邪鬼丸のライバル、なのかなぁ…。イマイチ薄かった人です。逃した沙霧を捕まえようと一生懸命焦ってる彼はなかなか面白かったですが…
 そう言えばどうやってやられたのか忘れてしまいました。印象薄い人って、いますよね…格好は良かったんですが…