History of Dinosaur


 恐竜。興味を持ち始めたのは一体いつだっただろう。確か千葉の幕張メッセが出来た頃、大恐竜展を見に行ったことがきっかけだったように思う。勿論恐竜そのものは元々好きだったわけだが。入ってすぐのところにあったティラノサウルスの模型がやたら怖かったことを覚えている。
 それ以後、恐竜に関する本を色々と読んだ。お陰で恐竜に関しては知識のある方だと思う。勿論趣味としてで、専門分野としてはさっぱりだけど。ディズニー(だっけ?)の「リトルフットの大冒険」やら「恐竜図鑑」、恐竜の関連として地球の歴史も読んだ。漫画はもとより、ビデオもよく見た。のニュースなんかで恐竜が出ると、結構チェックしてたように思う。パキケファロサウルスの皮膚がミイラという形で発見されたとか。そう言えばSFCのソフトで、「46億年物語」とか言う物もあったな。生命誕生から現在まで。ゲームのなかでは人類と呼べる生物の誕生までだったが。イクチオステガやパラサウロロフス、始祖鳥、パキケファロサウルス、ブロントサウルスにステゴサウルス…メジャーなものからマイナーな恐竜まで、時には哺乳類も交え、かなりの数の古代生物が出ていた。サメが太古の昔に進化を止めた動物だと言うこと、何故かカマボコの材料になると言うことを知ったのもこの時。今考えると凄いソフトだったと思う。そう言えば、蜂も出ていたっけ。

 恐竜絶滅の理由に関して。数年前までは確か隕石の衝突が一番有力な説だったのかな。しかし現在、おそらく有力なのは氷河期説だろう。他にも火山の爆発により発生した雲のせいで太陽光線が地上に降り注がなくなったとか、栄養の摂りすぎで大きくなりすぎた恐竜が自滅したとか(爬虫類は、十分な栄養と時間があれば際限なく大きくなるものなんである…)繁殖しすぎで餌が足りなくなったとか。どれも決定的な証拠は見付かっていないものの、現在も様々な論証がされているはずだ。まぁ、分からんまま謎のままなのも面白いかなとは思う。

 謎と言えば、恐竜誕生もさることながら生命誕生も謎である。海に混じった核酸(とか言う…うろ覚え)やら何かに温度なり圧力なりが影響し、落雷で生じた電気が決定打となって突然変異による最近や生物が生じたとか。その頃当然ながら酸素なんてものは極僅か。けれど永い時間を重ねる内に、酸素を作り出すことが出来る生物が生まれた。それが確か、枕状溶岩に付着した物がストロマトライト…だったかな。まだオーストラリア辺りの海に行けばいくらでもあるはずだ。酸素を生み出すことの出来ないその頃の大半の生物にとって、酸素は毒となり、殆どの原始生命体は死滅したとも言われている。やがて海に酸素が溶け込むと、三葉虫やウミユリの仲間、クラゲなんかが生まれてくる。まぁそれでも地上はまだ生物のない世界だよな。
 初めに地上に上がったのは、裸子植物だったと言われている。ちなみに被子植物で初上陸したのはランだったとか。動物の最初はユーステノプテロンって魚だったかな?それがやがて恐竜へと進化して行くわけだ。
 ところでこの「恐竜」と言う言葉、語源をご存じだろうか。一番最初に発見された恐竜の化石がイグアノドンの爪の化石だったのかな。(確か)これを見て、トカゲの爪と似ている…が、それより遙かに恐ろしい生物だ、ということで、ダイノサウルス=恐ろしいトカゲと命名したのが始まり。余談だけども、有名なティラノサウルス=T−レックスの化石ってのは、その知名度に反してあまり見つかっていないそうな。

 いやはや、語るに尽きない。恐竜よりもむしろ地球の歴史について語った気がするが、まあ良い。
 そう言えば、太陽の寿命は約100億年なんだそうで。100億年経つとどうなるかというと、爆発してガスのようになるんだそうな。それを宇宙から見ると星雲のようになるわけだ。
 かなり話がずれたが、とにかく私は恐竜が好きなんである。いくら好きでも食われたいとは思わないが。何つーか…ロマンだよな。